ヒカリックス浄水器が除去できるもの

浄水器の除去可能物質を簡単にご説明します。

ろ過能力試験

除去対象物質11項目

遊離残留塩素
JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量300,000L(除去率80%)
第三者機関による検査値:除去率95.7%(ろ過水量300,000Lの場合)

水道水の中にそのまま残っている塩素のことを遊離残留塩素といいます。(「遊離」は他の物質と結合していない状態のことを指す言葉です)

肌荒れや髪のパサつきの原因になることがあります。

安全な水を蛇口まで届けるには必要なものですが、独特なにおい等もあることから除去したいと考える方が多いようです。

2-クロロ-4・6-ビスエチルアミノ-1・3・5-トリアジン
JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量79,200L(除去率80%)
第三者機関による検査値:除去率89.3%以上(ろ過水量79,200Lの場合)

除草剤として使用されている農薬です。(別名:シマジン、CAT等)

発がん性の疑いや、血液への影響(ヘモグロビン濃度減少等)や子供の発育への影響がある可能性があります。

使用するには都道府県知事の許可が必要であることなどから水道水への混入の可能性は低いと考えられていますが、万一のために水質検査の項目が設けられています。除去には活性炭が有効ですが、特定の時期にしか活性炭処理を行わない浄水場もあるようです。

2-メチルイソボルネオール
JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量30,000L(除去率80%)
第三者機関による検査値:除去率98.1%(ろ過水量30,000Lの場合)

主に藻類が生成する物質です。水道水のカビ臭の原因の1つで、墨汁のようなにおいがします。2022年11月に福岡市で起きた水道水の異臭騒ぎもこの物質が原因です。

毒性は報告されていませんが、とても強いにおいがあるため基準値が定められています。

目薬1滴分の2-メチルイソボルネオールを一般の人がにおいを感じなくなるまで薄めるには学校のプール約16杯分の水が必要といわれています。

溶解性鉛
JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量62,200L(除去率80%)
第三者機関による検査値:除去率97.9%以上(ろ過水量62,200Lの場合)

水に溶けた鉛のことです。給水管等の水道水の通り道に使用されている鉛製品から溶け出して水道水に含まれる可能性があります。

毒性は蓄積性があると考えられていて、貧血、腎臓への障害、神経系への障害等、様々な影響がある可能性があります。

平成3年まで鉛給水管が水道用器材として承認されていたため、平成3年以前に建てられた住宅等では鉛給水管が使われている可能性があります。

揮発性有機化合物
第三者機関による検査値:除去率90.5%以上(ろ過水量24,600Lの場合)
※代替物質(サロゲート物質)による試験

揮発性有機化合物とは、蒸発しやすく大気中で気体となる有機化合物の総称です。

JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量481,000L(除去率80%)

揮発性有機化合物の一種で、ドライクリーニングや金属の洗浄に使用されています。

発がん性が恐らくあるとされています。

比重が水よりも重いため、土壌から地下水へ汚染が広がる可能性があり問題となっています。

JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量195,400L(除去率80%)

揮発性有機化合物の一種で、電子部品の脱脂洗浄剤等に使用されています。(食品や医薬品への使用は禁止されています)

発がん性が確認されています。

比重が水よりも重いため、土壌から地下水へ汚染が広がる可能性があり問題となっています。

JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量25,900L(除去率80%)

揮発性有機化合物であるトリハロメタンのうち、浄水場での消毒過程で水道水の中に意図せず生成されてしまうクロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4種類のことを総トリハロメタンといいます。(トリハロメタンとは、メタンの水素原子のうち3つがハロゲン原子に置き換えられた化合物の総称です)

それぞれの物質に対して設定されている基準値の他に、4種類の合計の基準値を設定する必要があり、このような名前が付けられているようです。水道水の検査項目名の他ではこの呼び方はあまり使われていません。

JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量24,600L(除去率80%)

揮発性有機化合物であるトリハロメタンの一種で、浄水場の消毒過程で副次的に発生します。

腎臓、肝臓、呼吸器等に障害が起きる可能性や、発がん性の疑いがあります。

JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量50,500L(除去率80%)

揮発性有機化合物であるトリハロメタンの一種で、浄水場での消毒過程で副次的に発生します。

腎臓、肝臓、甲状腺等に障害が起きる可能性や、発がん性の疑いがあります。

JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量58,700L(除去率80%)

揮発性有機化合物であるトリハロメタンの一種で、浄水場での消毒過程で副次的に発生します。

発がん性の疑いがあります。

JIS S 3201試験結果(メーカー測定値):総ろ過水量79,200L(除去率80%)

揮発性有機化合物であるトリハロメタンの一種で、浄水場での消毒過程で副次的に発生します。自然界では主に海藻が生成しています。

発がん性の疑いがあります。オゾン層を破壊する物質としても知られています。

近年、ブロモホルムが牛のゲップに含まれるメタンを減らす効果があることが発見され、実用化に向けて研究が進められています。

その他の物質(第三者機関による試験)

PFOS・PFOA
第三者機関による検査値:除去率89.1%以上(JWPAS B 2023規格基準による試験)

有機フッ素化合物の一種で、現在は製造や輸入が禁止されている物質です。PFOSは金属メッキ処理や泡消火剤等に、PFOAはフッ素ポリマー加工や界面活性剤等に使用されていました。

発がん性の疑いや、免疫系への影響等が考えられます。

分解されにくく、生物の体内に残りやすく、大気循環で長距離を移動しやすい性質があるため、過去に使用されたものが世界中で残留しているといわれています。

ヒトへの影響があることは確認されていますが、どのくらいの量で影響が出るのか、どのくらいの量なら安全なのか等、まだわかっていないことも多くあります。

陰イオン界面活性剤
第三者機関による検査値:除去率90.5%以上(ろ過水量18,000Lの場合)

合成洗剤や化粧品、製紙等に広く使用されています。

人体への影響はほとんどないか軽度といわれていますが、ごく少量でも水に混ざると泡立ちを発生させるため基準値が定められています。

ジェオスミン
第三者機関による検査値:除去率98.1%以上(ろ過水量18,000Lの場合)

主に藻類が生成する物質です。水道水のカビ臭の原因の1つで、土のようなにおいがします。

毒性は報告されていませんが、とても強いにおいがあるため基準値が定められています。

ヒトの嗅覚はジェオスミンに敏感で、2-メチルイソボルネオールよりも低い濃度でもにおいを感じるといわれています。

フェノール類
第三者機関による検査値:除去率90.4%以上(ろ過水量18,000Lの場合)

ベンゼン環の水素原子がヒドロキシ基で置きかえられた化合物の総称です。防腐剤や消毒剤、樹脂や染料の原料等に使われています。

浄水場での消毒過程で塩素と反応して水道水に異臭味(消毒のようなにおい)を発生させるため基準値が定められています。

フェノール類は高い濃度では害がありますが、水道水に混入した場合は強いにおいが発生するため、人体に害があるほどの濃度のフェノール類が混入した水道水を気付かずに飲んでしまうことはまずないと考えられています。

工場排水やアスファルト舗装道路の洗浄排水等が原水に流入することで水道水に混入する可能性があります。